膝の主な病気をご存知ですか
膝の主な病気
変形性ひざ関節症
概ね大腿骨と脛骨の結合部に存在する軟骨がすりへってくるが為に、ひざ関節に歪みに見舞われる疾患です。正しくは「変形性膝関節症」と呼びます。日常生活の生活動作が原因になる割合が高く、ほとんどのひざの痛みはこの症状が影響を及ぼしています。
半月板損傷
膝のお皿の下にある衝撃吸収材の機能を行なっている半月板がダメージを受けたり断裂するような疾患です。バレーやラグビーなどの急激なスポーツを行なっているときによく発症しますが、ふだんの暮しの中でもひざにねじりなどのストレスをかける動きが連続すると発生します。
前十字靭帯損傷
ひざの前側と後側に位置する十字靱帯は大腿骨と脛骨の間をクロスしている靱帯で、ひざの前と後の動きの安定性を担っています。突然足を止めたり着地したりしたシーンなど、ひざに大変なショックが加わると、前十字靱帯が切れ易くなります。とりわけ急激なスポーツにはつきもののケガといえるでしょう。
内外側側副靭帯損傷
ひざ関節の内側と外側で、両サイドの動作をスムーズに進めている靱帯が傷がつく疾患です。ひざのゆがみの影響によって起こる時と、交通事故や負傷により引き起こされるケースがあります。
関節水腫
水腫とは水が蓄積される意味になります。ひざ関節の内部で軟骨や靱帯などがダメージをうけ炎症を生じさせると、熱が発生します。その熱を冷やそうとして生まれた水が、ダイレクトに蓄積してしまうと水腫というものになります。しかし、ひざの水腫はけがとは別に、感染症などが要因となっているというのも時折あるので気をつけて下さい。