膝の痛みをなんとかしたい

膝の痛みで悩んでいる人は多いようです。少しでもその膝の痛みをなくすためにはどうすればいいのかを紹介します。

膝に傷みが発生する原因とは

どうして膝に痛みが生まれるのか? 

では、ひざや股関節に不具合が生じると、どうして痛くなりが引き起こされると思いますか。はじめに、苦痛を生じさせる原因となる関節のトラブルをまとめてみます。

・筋・骨、軟骨、靱帯、血管

・神経、軟部構造の損壊と関節の変性

・血液性状の異常・筋肉や靱帯システム上の不具合、つまりアライメントのトラブル 

この要因としては、交通事故や故障など急性の外力で引き起こされるものと、常日頃の行動など経常的な内力で引き起こされるもの、更に内臓などほかのゾーンの苦痛をかばうこと(防御的姿勢)から生じてくるものなどが存在します。痛くなりということは、いずれのケースでも最初のうちに神経が受け取って、結果としてそのデータが送られた大脳で感じ取ります。関節にそういったトラブルが発生してくると、関節を構成しているたくさんの部位に変性、炎症、発熱、水腫等のトラブルが生じて、これが周辺の神経に刺激を与えることになるわけです。例えて言うなら、ひざ関節のケースではままあるのは、水腫による関節包の内圧増加です。

靱帯が損傷したとき、または軟骨がすりへって微小な破片が飛び散ったりすると、関節を取り囲んでいる滑膜の細胞を剌激して関節包に炎症を引き起こします。炎症が生じれば、もちろん熱が出て来ます。すると、その熱を下げようとして滑膜からたくさんの水(滑液)が分泌されてきます。これは自然回復力という、肉体の普通のプロセスです。しかし、普通であれば役割を済ませた水はすかさず吸収されて排出されるのですが、組織にトラブルが生じているケースでは、その仕組みが円滑に行われません。そのために、関節包に余計な水がたまり、よく言う「ひざが腫れる」という状態に変わります。水がたまればたまるほど関節包の内圧は高まり、神経をやたらに剌激して痛みが発生することとなるのです。